スポーツ界からエール、逆境下でのマスク基金呼びかけ
2020年春、新型コロナウイルスと闘う医療現場を支援するため、スポーツ界の有志が「マスク基金」を立ち上げ、瞬く間に多額の寄付が集まりました。
イチロー選手もこの呼びかけに賛同した一人です。
直接の表舞台からは退いていた時期ですが、彼の名前が支援者リストに挙がったことは大きな話題となりました。
イチロー選手自身は公に多くを語りませんでしたが、「自分にできることで誰かの力になりたい」という姿勢がその行動から伝わってきます。
このようなイチロー選手の社会への貢献は、野球少年少女たちにも大切な示唆を与えました。
自分のことだけでなく周囲や社会に目を向け、困っている人を助ける精神は、スポーツマンシップそのものです。
試合の勝敗だけでなく社会の中で役立とうとする先輩の姿に、子どもたちも大いに刺激を受け、「人のために動ける真のヒーロー」であるイチロー選手への尊敬の念を新たにしました。
逆境の中でも支え合うこと、そして黙々と行動で示すことの大切さを、イチロー選手はプレー以外の場面でも体現してみせたのです。