侍ジャパン入り待望論も辞退、「僕の役目は別にある」

2022年7月、翌年開催のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に向けて、イチローさんを侍ジャパンのコーチや監督に招へいしたいという声が一部で報じられました。

ファンやOBからも待望論が上がりましたが、イチローさん本人は静かにその話を辞退しました。

「光栄だが、僕の役目は今は別にある」と周囲に漏らし、若い選手や指導者に任せたい意向を示したと伝えられています。自身は陰ながら侍ジャパンを応援する立場に徹する姿勢に、「常に一歩引いてチーム全体を考えるイチローさんらしい」と世間からも理解と称賛の声が上がりました。

子どもたちにとっては、「求められる役割を的確に見極め、チームのためにベストを尽くす」という在り方を知る良い機会となりました。ヒーローでありながら奢らず、裏方に回ることも厭わない姿勢は、野球のみならず社会でチームワークを発揮する上での貴重な教訓です。