米国野球殿堂入り、日本人初の快挙に「一票足りなくて良かった」

2025年1月、イチローさんが米国のナショナル・ベースボール・ホール・オブ・フェイム(野球殿堂)に日本人初の殿堂入りを果たしました。

全米記者協会の投票で99.7%という歴史的高評価(満票まで残り1票)での選出に、米国内でも「レジェンドの中のレジェンド」と大きく報じられました。

オンライン中継された記者会見で、イチロー氏さんは「1票足りないというのはすごく良かったと思います。いろんな人に恩返しする気持ちを忘れずに済みますから」と独特の表現で喜びと感謝を表現。世界最高峰の舞台で認められたその偉業に、日本のファンも誇らしさを感じました。

「夢のまた夢」と言われた野球殿堂への扉を開いたイチローさんの姿は、グローブとバットを手にする子どもたちに「どんな高みも目指せる」という無限の可能性を示しています。国境を越えて愛された偉大な先輩の背中を追い、未来の野球少年少女たちも大きな夢に向かって走り出すことでしょう。