草野球チーム「KOBE CHIBEN」結成、野球への情熱継続
2020年秋、イチロー選手は自身の野球人生第2章として、友人らと共に草野球チーム「KOBE CHIBEN(神戸智辯)」を結成しました。
現役引退後も「野球を純粋に楽しみたい」という思いから立ち上げられたこのチーム名には、神戸で培った野球魂と、高校指導の初陣となった智辯和歌山高校へのリスペクトが込められていると言われています。
オーナー兼監督兼エースとしてグラウンドに立つイチロー選手の姿は、プロ時代とはまた違った生き生きとした表情を見せました。
KOBE CHIBENは公式戦に出場するようなチームではありませんが、日々の練習や地域の親善試合などを通じて野球の楽しさを再発見し発信しています。イチロー選手が率先して声を出し、全力プレーで汗を流す姿に、共にプレーする仲間たちも刺激を受け、「野球が好き」という原点を思い出したと語ります。
この草野球での活動は、野球少年たちにも大きな影響を与えました。勝敗を超えて野球そのものを愛し続ける先輩の姿から、「野球を楽しむ心」と「継続することの尊さ」を学んでいるのです。
プロで頂点を極めた後もグラウンドに立ち続けるイチロー選手の情熱は、野球に携わるすべての人に勇気と希望を与えています。