2009年12月23日、第14回イチロー杯争奪学童軟式野球大会 閉会式より
みんなが頑張っているという報告は、シーズン中にもアメリカへ届いていて、皆がいい試合をしていること聞いてすごく嬉しいです。
僕は怪我をしてしまったのですが、皆の頑張りが励みになって頑張ってきました。
本当に今日、みんなおめでとうございます。
みんなは今日、最後のチームに残ってみんなが目標を達成したと思っていいと思います。
何かを達成しようとする時、目標を達成しようとする時、大事なことっていうのは、実は結果を残すことと同じように、結果を残すために自分が信じてきたものを続けること。
それがもし間違いだったり、正解であったものを知っていくというそのプロセスがすごく大事です。
みんなのお父さん、お母さんもお腹にお肉がついてきたりして、ダイエットしている方もおられると思うんですけれど、自分の目標を達成する前に、短い時間で達成できなかったときに止めてしまう。
そういうことっていうのは、あまり何も生み出さないんですね。
もし目標が達成できなかったとしても、それに向かって頑張っていく。
実はこの行為がすごく大事なことで。僕の言葉として、胸に留めておいてほしいなと思います。
幸運にも僕は今年9年連続200本安打という記録を作ることができたんですが、でもそれも結果が大事なんではなくて、そこに行くまでの過程で、自分がどうであったか、それがすごく大事なこと。
お父さん、お母さん、このことを子どもたちにどうか帰って教えてあげてください。
来年以降、今まで続けてきたものを続けていく。このことを約束します。
みんなも中学へ入る、進級するわけですけれども、どうか続けること、結果ではなくて、その間に続けていかなくてはいけないもの、これを大事にして大人になってほしいなと思います。
実は今回が14回目の大会ですが、年齢的にいうと、そろそろプロ野球選手が出てきてもいいなという時期なんですが、じつはまだ、イチロー杯を戦った選手がプロ野球に入ったということは聞いていません。
ただ、そろそろね、聞きたいなと思っています。
ただそれは結果であって、そこまでに至る間のプロセスを大事に、りっぱな大人になって欲しいなと思います。
今日は本当におめでとうございます。